「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

フランス人が大規模な年金改革法案反対デモに託した思い

フランスで昨日、歴史的な規模の市民のデモが行われました。パリ現地時間の31日の朝からツイッターでも続々と各地での参加者の模様と参加人数が報じられていきました。どこどこで3000人、どこどこで何万人という具合です。ともかく、昨日のデモは動員の数が…

パリだけで50万人が31日の年金改革法案抗議デモに参加 全土で280万人が参加

プライドのある国民と、そうでない国民の差が浮き彫りに。 www.nikkanberita.com

マクロン大統領が近い将来の下院解散を示唆 選挙での敗北で国会運営に支障 ボルヌ首相は49-3という非常手段の連続

本日、年金改革案に反対する労働組合と市民による大規模デモが行われるフランス。2022年の下院議員選挙で議員数を減らして過半数を割ったマクロン大統領の「前進」は、ボルヌ首相によって49-3という下院での議論と評決をすっ飛ばして予算案や法案を作成する…

立憲民主党の思想的系譜~野田政権発足時の民主党の「転換」を振り返る~

立憲民主党が右傾化運動の柱になったことを先日記しました。立憲民主党に関しては、その立ち上げ時の期待を思い返すと、残念です。また、優れた議員も数多く存在しているだけに、現在の執行部の方針には疑問を感じます。とはいえ、旧民主党の思想的系譜にお…

1月31日にフランス政府の年金改革法案(年金受給年齢62歳→64歳)に各地で反対の大規模ストライキ

前回100万人超の参加者となったマクロン大統領のもとで進行中の年金改革案に反対の労働者・市民が、明日1月31日、再び大規模ストライキを計画中です。パリだけでなく、各地で行われて、民衆の力を見せる模様。この年金制度改革案はボルヌ首相が進めているも…

間接金融と直接金融  ウォール街発の構造改革の波が日本を変質させた

www.nikkanberita.com 経済の姿が変わったことが、政治家の変質の土台にあるが、経済が変わった土台には政治家たちの策謀があった。

ゴミ箱が公共の場から減少して

私が近年、残念だと思っているのが公園その他、公共の場からゴミ箱が減少していることです。弁当をようやく見つけた公園で食べたとしても、捨てる場所がないとカバンに入れて持ち運ばないといけません。これだけでも、消費を押し下げる要因になっていないの…

間接金融時代と直接金融時代の日本の首相の違い(仮説)~宏池会の激変とグローバル化~

リベラル派とされた宏池会出身の岸田首相がなぜ期待外れだったのか?この理由を めぐっては、様々な見方が可能です。私は岸田首相が自分の思想を持たない権威主義的人間だったという見方を示したことがありました。しかし、一方で、客観的に振り返ってみると…

その場しのぎの政策を10年続けた日本政府

岸田首相が産休・育休中に勉強せよ、と促した発言が、産休・育休の現実を知らない男の発言だとして批判を呼んでいます。この発言も、過去10年にわたるアベノミクス以来のその場しのぎの政策を取り続けた自民党の歩みと符合していると私には見えます。アベノ…

近所に新刊書店が出来たのはよいことなのだが・・・

近所というか、急行が止まる隣町だけれども駅ビルに新刊書店ができた。ずっと以前に書店が入っていたのだが、それが撤退していたのだ。書店ができてうれしいものの、入ってみると、うれしさがトーンダウンしていくのを感じた。なぜかというと、あまりにも無…

戦後民主主義も憲法の素晴らしさも実感が持てない世代と圧倒的にリアリティを感じられた世代の間に体験の格差がある その2

憲法改正をめぐる意識の格差の背景には、憲法のもとで過去に行われてきた理不尽な政策とそれによる社会の変容があるのではないか、と先ほど書いた。特に、平成時代の約30年間は、憲法の理念と政治・経済・社会の開きが大きくなっていた時代だった。すなわち…

戦後民主主義も憲法の素晴らしさも実感が持てない世代と圧倒的にリアリティを感じられた世代の間に体験の格差がある

「戦後民主主義も憲法の素晴らしさも実感が持てない世代と圧倒的にリアリティを感じられた世代の間に体験の格差がある」このようなべたなタイトルを掲げたのは、昭和と平成の間で社会・政治・経済・世相の革命的な変化が存在しており、それを体験した人とし…

野党第一党が与党補完政党となったので、何をやっても岸田内閣は安泰

立憲民主党が日本維新の会と国会で共闘することになり、日本維新の会は自民党の補完勢力であるため、野党第一党を含めた大政翼賛会化が進んでいると言っても間違っていないだろう。岸田内閣が国民不在で次々と外交防衛から内政まで重要事項を決めていけるの…

日中戦争が再開されると・・・

日中戦争が再開されると、かつて起きたシーンが再び起こり得ることは間違いない。それは、自衛隊員だけの問題ではなく、持久戦・長期戦になるだろうから、必ず日本人全員が、特に男性が兵士として銃を取らされる可能性が高いことだ。ということは、銃を手に…

閉店直前の渋谷東急本店7階の丸善&ジュンク堂で買った3冊

残念なことに渋谷の東急本店7階にある丸善とジュンク堂の共同書店が今月末で閉店になってしまう。これは東急のビル自体が取り壊されるからだと聞いた。書店員は移転場所が早く見つかればいいが・・・と話してくれた。僕が今日買ったのがこの3冊。

就職して最初の1~2年は月給が12万円から13万円程度

私が学校を卒業して正式に就職したのは1992年になってからで、最初の1~2年は月給が12万円から13万円程度と、ギリギリの生活でした。家賃が21000円の風呂なしのアパートを郊外に借りていましたが、自動車など買うこともできませんでした。当時はまだデフレ前…

修士論文は400字詰め原稿用紙で100枚前後のようだ

大学院から研究指導の書類も届き、それによると修士論文は400字詰め原稿用紙で100枚くらいのようです。私が2018年にルポを本で書いて出版した時は、それが初めて私が書いたノンフィクション本だったのですが、400字詰め原稿用紙で300枚以上書いた記憶があり…

フィリップ・K・ディック作『高い城の男』

フランスの友人が読んだと言って知らせてくれたのがフィリップ・K・ディック作『高い城の男』で彼女のお薦めの小説。第二次大戦でナチスと日本軍が勝利したことが前提になっている空想小説。今この荒唐無稽な小説を思い出したのは、米中日戦争が、やがて、日…

戦争で国土が荒廃した後の復興について

今の政治を見ると絶望感と無力感に襲われ、戦争に突入することを今の政権や国民の無気力さを考慮すれば阻止することはできないという気がします。したがって、絶望しないためには、せめて次の戦後の復興の形を考え、資金とか、除染などはどういう形になるの…

人生の「再開」を目指す人に読んでほしい1冊 『もう一度・・・やり直しのための思索』

人生の「再開」を目指す人に読んでほしい1冊。これは2020年5月、まさにコロナ禍の渦中で、書店も閉鎖されている非常にやばいタイミングで出版されてしまったのですが、考えてみると、よいタイミングだったとも言えます。ただし、この本は実業書でなく、哲学…

岸田首相の性格類型は権威主義的性格

ジャパンタイムズに掲載された岸田首相がバイデン大統領に肩に手を回され、何やら激励されており、岸田首相が大喜びしている写真に、多くの人がやるせない思いを抱いたらしく、「犬」という言葉がネット上に散乱した。「岸田ちゃん、ミサイルをあと1000…

Wordingの重要さ  成人教育の鍵

英国の社会主義者ジョージ・バーナード・ショーが書いた戯曲『ピグマリオン』は映画化され、オードリー・ヘップバーン扮するロンドンの下町の娘が、下町言葉をオックスフォード大学の言語学者によって矯正される物語として有名です。これは英国が階級社会だ…

豆腐料理のバリエーション  簡単な豆腐バター

糖質オフを試みてわかったのは、豆腐をうまく活用することなしにこの食事療法は不可能だということです。ともすると、豆腐にショウガとネギと鰹節などをかけた冷ややっこの連発になりかねません。で、いろんな豆腐料理のレシピ本を読んだりもしました。でも…

少子化と日本社会

いささか大上段のタイトルになってしまいましたが、少子化の報道を見る時にどうしても思い出してしまうのが、20年くらい前に離婚したひとり親家庭を取材した時の母子家庭です。お母さんは娘さん一人の親で、独りで子育てしているわけですが、3つのパートの…

「戦争の美しさ」を語る物語 ~感動と昂揚の戦争物語は戦後一貫した売れ筋商品~ そして再び戦争は始まる (2014年03月02日)

安倍政権が戦争に向かっていると危惧する人々がいる一方で、依然安倍政権の支持は高い。東京都知事選でも安倍政権が支持する舛添候補が圧勝となった。そして、安倍総理は特攻隊員の物語を英雄的に描いたとされるベストセラー小説を書いた百田尚樹氏をNHKの経…

超高齢化社会に突入しつつある今

今の日本は世界に先駆けて超高齢化社会に突入しつつあります。私はやりたくない仕事だったら年老いてまで絶対やりたくないと思いますが、寿命が10年、20年と伸びるならどうしても現役時代が長くなるのは仕方のない面もあるのではないかと言う気がしています…

エピステーメーと私たち

「エピステーメーとは、ミシェル・フーコーが提唱した哲学的概念。ある時代の社会や人々の生産する知識のあり方を特定付け、影響を与える、知の「枠組」といったように捉えられる。」(ウィキペディア) エピステーメーと言う言葉を使うのがちょっと恥ずかし…

『世界史B 一問一答』を読みながら

昨年、私は約40年ぶりに入試を受験したわけですが、その際、専門分野である歴史学の知識の補充というか、忘却した知識の穴埋めのために、山川出版社の世界史の参考書数冊と、東進ブックスの『世界史B 一問一答』などの赤いセロファンで解答を隠しながら学生…

今さらの大学院で私はいったい何を学ぶか?

大学院修士課程の筆記試験の入試が9月にあり、それを合格すると、今度は10月にZOOMによる面接がありました。面接では修士課程で研究論文を書く際の研究プロジェクトについて口頭で質問され、それに答えるものです。私の場合はすでに58歳のおっさんなわけで、…

高齢になった時の生き方

高齢になった時、まだ病気でなく体が動けるようなら、私の場合は少なくとも75歳まで現役で働くことを公言していますが、しかし、これは好きな仕事だからできることで、体力的にきつい仕事とか、好きではない仕事に携わらざるを得ない人にとっては地獄でしょ…