Entries from 2021-04-27 to 1 day
ソルボンヌ大学で教鞭をとっていた哲学教授のアンドレ・コント=スポンヴィル著「ささやかながら、徳について」はフランスで23万部を売り上げた話題の著ですが、この本は「徳」について、アリストテレスやスピノザ、モンテーニュやプラトン、あるいはカント…
オリヴィエ・アサイヤス監督の「夏時間の庭」という映画を見ると映画には豊かに持ち得てTVがなかなか持ちえないものが何かを見て取れるという気がします。老いた母が3人の子供に遺したものは家族が保有する巨匠たちの美術作品と家族が過ごした庭付きの家。そ…
哲学は役に立つのか?それとも大学の暇人たちのパズルなのか?哲学は日本の非正規雇用労働者に意味があるのだろうか?・・・こんな否定的な問いかけを投げかけてみることは哲学の意味を考えるためになるでしょう。社会が経済や政治の変化で苦しくなればなる…
私の友人には何人か哲学者がいまして、フランスで本を書いたり、大学で学生に講義をしたりしています。一人はミシェル・フーコーの専門家、一人は構造主義が専門で、中でもクロード・レヴィ=ストロースのエキスパートです。その後者の友人が今度、フランス…
今、アメリカでもっとも注目されている実業家が電気自動車テスラの創業者、イーロン・マスクで、彼はペイパルの開発チームの一人でもありました。最近は電気自動車だけでなく、火星旅行の実現に向けて動いていますが、以下の映像ではカリフォルニアの地下ト…
欧州連合の今日の政治を見ながら、欧州とはなんだろう?というも思います。ヨーロッパでもいろんな人が政治学や経済学、社会学など様々な視点で論じています。しかし、何と言っても一番面白いのは歴史学の視点で、とくにアナール学派でしょう。欧州が成立し…