Entries from 2021-04-01 to 1 month
日本の国会では女性議員の割合は衆院で10%、参院で20%と低迷しています。以下は内閣府の男女共同参画局の資料(グラフ)です。この数字でも急増と言ってよいほどで、昭和時代は衆院で3%くらい、参院で5~6%くらいです。 女性がこれほど国会で発言…
ニューヨークタイムズで経済学者のポール・クルーグマンがバイデン大統領の米家族計画が実施されたら、もはや共和党は沈没するという内容のことを書いています。ここでいう家族計画は避妊のことではありません。ホワイトハウスの声明を読むと、子供の医療費…
バーテンダーというとニューヨークの印象が強いですが、下はオーストラリアのバーテンダー「スティーブ」によるカクテル講座です。私はカクテルのYouTubeチャンネルをいくつか見ていますが、スティーブのチャンネルは素朴ですが、わかりやすいものの1つです…
アメリカンニューシネマの末期に当たる映画だと思うのですが、「ミスター・グッドバーを探して」は傑作だと私は思っています。基本的に私はアメリカンニューシネマを見て育ったと言ってもいい人間で、この時代の映画作品の根底にある反戦とか反差別、表現の…
最近、「ビールの図鑑」と「洋食器」というカタログ的な本を買いました。モノの写真が豊富に掲載されています。私の視点の置き所は一年前と完全に違っています。今は、写真につけられた説明文よりも、写真自体に着目しています。ビール瓶やビール缶のラベル…
OECDとは経済開発協力機構のことで、加盟国や世界の経済発展を目的としており、現在日本も含め、37カ国が加盟しています。様々な統計を発表しています。以下は2008年から2009年の公共の高等教育機関の国別の授業料の平均額が縦軸で、横軸が公的機関からロー…
カリフォルニア大学バークレー校と言えばアメリカ屈指の名門大学で、ノーベル賞受賞者も多数輩出しています。そのバークレー校の社会学者、ジェローム・カラベル名誉教授に私はコンタクトがありますが、この度、以前私が翻訳したものをブログでも転載してよ…
私は哲学の専門家でも何でもありませんが、哲学の基礎を学びたいと思うようになった経緯はこのブログで前に書きました。21世紀は哲学の世紀になるという予測からです。では、どうやって哲学を学んだらいいのか?というと、大学で哲学を専攻しなかった人にと…
日本でポルノは1970年代にやくざ映画と並んで低迷する日本映画界の収入源の2本柱となり、1980年代に本格的な映画でデビューした監督たちの中にもデビュー作は日活のポルノ映画だった人が多かったです。セックスシーンを映画に何度か交えればあとは好きなスト…
グローバル化の波はついに日本のメディアにも襲いかかろうとしています。それでは20年前に金融に、10年前に電機を襲ったようなこれまた日本のメディア業界への激震となるのでしょうか?金融と電機との比較において見ると、まず日本語という防壁に守られ日本…
私は21世紀は「哲学の世紀」になると思ってきました。いつごろからかと言えば20年くらい前からです。つまり、21世紀に入ってすぐから。こう考える理由は、21世紀は科学とテクノロジーが格段に進化し、20世紀には予想もしなかった世界に人類が突入することで…
イスラエルのウルトラオーソドックス(Haredi Judaismと呼ばれるユダヤ教徒の中でも最も戒律の厳しい原理主義的なグループ)のたちの生活の内側に切り込んだルポルタージュが以下の番組です。フランスの「調査(報道)」という番組シリーズで特集タイトルは「…
ソルボンヌ大学で教鞭をとっていた哲学教授のアンドレ・コント=スポンヴィル著「ささやかながら、徳について」はフランスで23万部を売り上げた話題の著ですが、この本は「徳」について、アリストテレスやスピノザ、モンテーニュやプラトン、あるいはカント…
オリヴィエ・アサイヤス監督の「夏時間の庭」という映画を見ると映画には豊かに持ち得てTVがなかなか持ちえないものが何かを見て取れるという気がします。老いた母が3人の子供に遺したものは家族が保有する巨匠たちの美術作品と家族が過ごした庭付きの家。そ…
哲学は役に立つのか?それとも大学の暇人たちのパズルなのか?哲学は日本の非正規雇用労働者に意味があるのだろうか?・・・こんな否定的な問いかけを投げかけてみることは哲学の意味を考えるためになるでしょう。社会が経済や政治の変化で苦しくなればなる…
私の友人には何人か哲学者がいまして、フランスで本を書いたり、大学で学生に講義をしたりしています。一人はミシェル・フーコーの専門家、一人は構造主義が専門で、中でもクロード・レヴィ=ストロースのエキスパートです。その後者の友人が今度、フランス…
今、アメリカでもっとも注目されている実業家が電気自動車テスラの創業者、イーロン・マスクで、彼はペイパルの開発チームの一人でもありました。最近は電気自動車だけでなく、火星旅行の実現に向けて動いていますが、以下の映像ではカリフォルニアの地下ト…
欧州連合の今日の政治を見ながら、欧州とはなんだろう?というも思います。ヨーロッパでもいろんな人が政治学や経済学、社会学など様々な視点で論じています。しかし、何と言っても一番面白いのは歴史学の視点で、とくにアナール学派でしょう。欧州が成立し…
下はアップルコンピューターを作ったスティーブ・ジョブズの生涯を描くドキュメンタリーで、比較的ハイスピードのナレーションでしゃべり続ける言葉に、アルバム写真や記事、イメージショットをかませた映像ですが、興味深く見ることができます。やはり写真…
講談社新書の大西康之著「東芝解体 電機メーカーが消える日~どこで道を間違えた?~」も先日ブログで書きました日本の半導体事業の惨敗を描いた湯之上隆著「日本型モノづくりの敗北~零戦・半導体・テレビ~」と同じタイプの書ながら、もっと構造的かつ歴史…
私は今、YouTubeチャンネルを始めて、技術的にも、演出的にも、インディペンデントとしては始めたばかりの試みですが、いつか2~3人の同業者と映像会社を作ってみたいという思いがあります。本当に同じ情熱や志、信念をもって信頼し合える関係の中で仕事がで…
このYouTube番組の特集はオバマの演説で、大統領になったオバマの演説のどこが違ったのかを分析しています。とくに初めて民主党大会で全国デビューをした2004年のボストンでの演説の映像が取り上げられています。シカゴをのぞくとほとんど知られていない無名…
1994年に発生したルワンダのツチ族に対する大虐殺に関して、フランスは共犯ではないまでも重大な責任があるという結論を歴史家の検証委員会が答申したことを以前書きました。マクロン大統領の元で行われた検証です。これに関して、フランス24ではラジオフ…
大庭英子著「パンでごはん」という料理書を読みながら、さっそくエビとアボカドのサンドイッチを作ってみようと思いました。ところがサンドイッチ用のパンがスーパーになく、パン屋に出かけてフランスパンを買って載せて食べることに計画を変更した次第。「…
私は共同通信社が2016年12月に出した「入門トランプ政権」を古書店で買って読んだばかりです。今更、再選に失敗したトランプ大統領の入門を何で読むのか?と問われると、こう答えたい。トランプ時代は終わっていない、むしろ、これからだ、と。そんな感想を…
私は昨年の今時分、フランスの太陽劇団の創設者で演出家のアリアーヌ・ムヌーシュキンさんと話をする機会がありました。それは新しい舞台づくりのドキュメンタリーの打ち合わせだったのですが、残念ながらその時、世界を襲った新型コロナウイルスのために舞…
ヌーヴェル・デュ・ジャポン(Nouvelles du Japon) って聞いたことがありますか?発足から1年の新しいウェブ媒体で、日本の短編小説を毎月、フランス語に翻訳して世界に発信しています。翻訳される作家も太宰治や中井英夫、阿部和重、ドリアン助川、千木良悠…
米国の過去10数年の歩みには本当に驚かざるを得ません。カリフォルニア州知事が2045年には州では石油生産をゼロにする方針だと宣言したからです。さらに近年開発されたシェールガス、シェールオイルの掘削も2024年までに禁止するとしています。ニューヨーク…
以下はビルマ(ミャンマー)のクーデター以後のラングーン(ヤンゴン)でのバリケード闘争の生々しい映像(8分)です。ルモンドで公開されましたが、銃撃されて死ぬシーンもあります。多数のビデオカメラの映像で構成されている模様。2月1日にクーデターが起…
英国が欧州連合を離脱するかどうかを決める投票は通称・ブレグジット国民投票と呼ばれ、2016年に行われました。この時、欧州連合にいれば難民・移民が続々と流入してくるという極右やナショナリストの訴えが功を奏し、離脱が決定しました。その後、英国の極…