Entries from 2022-05-01 to 1 month
ちきゅう座のグローガー理恵さんは、ウクライナの戦争に関して、マスメディアが無視してきた非常に示唆に富んだ欧米の情報を発信していました。今回も、またそうした情報です。アメリカの国際政治学者ミアシャイマー教授によるウクライナ戦争の構造です。こ…
YouTubeチャンネルの「フランスを読む」で、昨年、岩波文庫から71年ぶりのカミュ作「ペスト」の新訳を刊行した三野博司・奈良女子大学名誉教授にご登場いただきました。私は大学時代、三野先生に第二外国語のフランス語を教えて頂きましたが、今回、36年ぶり…
フランス大統領選で昨年末の一時期、マクロン候補を凌ぐ人気とメディアで脚光を浴びたのが共和党のヴァレリー・ペクレッスさんでした。エリートで見栄えもよく、実際、一時期は輝いていました。共和党は社会党と二大政党だったわけですが、2017年に続いて今…
日本が外交主権を持ちえないことを改めて示したのが今回のNATOに同調した岸田外交で、そこには日本がロシアとどう交渉するか、という視点が欠落して、米国に追随するだけの国家であることが改めて示されています。それをつづったのがちきゅう座の岩田昌征(…
以下のルモンドの記事に、ルモンドが毎週日曜日にTV局のFrance Intelと協力して政治に関するインタビューを作っていることが書かれています。ルモンドはフランスの夕刊紙で、この前書きが何を意味するか、特に日本の私たちに何を示すか、と言えば、フランス…
5月7日にタリバンが女性にブルカの着用を義務付けました。頭部だけじゃなくて、頭からつま先まですっぽり覆う衣装です。ルモンドの報道ではここでいう対象となる女性は、幼すぎず、老いすぎていない女性を指します。すなわち、生殖の対象、セックスの対象と…
東京新聞の望月衣塑子記者の記事。菅元首相が安倍内閣の官房長官だった頃、記者会見で菅氏に何度も食い下がって質問を浴びせたことで著名です。政治部の記者が大半の中で、彼女は所属が社会部だったことで政治部の常識から離れて、自由な質問を発することが…
前に一度、紹介しましたが、学生が選ぶゴンクール賞が日本でも昨年から始まり、3月末に第一回目のゴンクール賞日本の受賞作が発表されました。フランスのゴンクール賞選考委員会が途中まで選んだ候補作数作の中から、独自に日本で受賞作を選ぶのですが、学生…
先日、ウクライナの戦争に関する欧米の2知識人のインタビュー記事をお伝えしましたが、今日はさらにもう2つ。ちきゅう座というネット媒体のもので、書き手は塩原俊彦さん、本を何冊も執筆している方です。特にゼレンスキーとその仲間たちがどういう人物かに…
国際ニュースの読みどころと言いますか、必ず着目すべき点は、国際間の兵器の売買です。国際間の武器の輸出入の数字を見れば、表社会で政治家たちが訴えていることと、裏側の本音との乖離が必ず見えてきます。今のウクライナにおける戦争もそうです。兵器は…
新型コロナウイルスで感染症に関する小説が世界的に読まれるようになったそうですが、昨年、岩波文庫から「ペスト」の新訳を出した三野博司教授に読みどころなどをお聞きしました。ちなみに私は偶然ですが、大学時代の第二外国語として履修したフランス語の…
アメリカの著名な言語学者のノーム・チョムスキー教授がウクライナ戦争に関する見解を述べています。私は極めて鋭い見解だと思います。欧米でも日本でも、マスメディアよりもこうした独立したジャーナリストによるインターネットメディアの方が、良い情報を…
今日、あるウェブサイトで次の動画の存在について知りました。今、メディアに席巻しているウクライナ報道とはかなり違ったバージョンです。ロシアの情報攪乱なのでしょうか?そうでは絶対にないとは言い切れませんが、非常に興味深い視点とデータを伝えてい…
「フランスを読む」第24回目の今回は、アラン・コルバン著「静寂と沈黙の歴史」の翻訳にあたった小倉孝誠教授にお話しいただきました。小倉教授は原著のタイトルにある”silence”には日本語では静寂と沈黙の2つの意味があると解説します。本書はこの「silenc…