「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

米国のインテリジェンス長官が気象変動問題を米外交政策上の主要テーマに組み込むと宣言

  バイデン大統領のDNI(国家情報長官)が気象変動問題を米外交政策上の主要テーマに組み込むと宣言したことが報じられました。まずは「おっ」と思い、驚きと同時に反射的に感心しました。

www.nytimes.com

   DNIはいったい誰だったっけな?と思って調べると、女性のアブリル・へインズという女性でした。学生時代には1年間日本に滞在して講道館で柔道をしていたという情報もあります。まずウィキペディアでさくっと簡単に探ってみただけでも、経歴が普通の政治エリートと違って、よくわからないところがあります。学歴も物理学から法学まで、さらにエロの文学的実演を売りにしたカフェの経営をしていたというような話などもあり。。。と思っていると、実際に英国のガーディアン紙ではそのことを記事にしていました。

Avril Haines's unusual backstory makes her an unlikely chief of US intelligence

www.theguardian.com

  ガーディアン紙は、彼女のこの様々な経験が多岐にわたる人材と職分を束ねるインテリジェンスコミュニティを束ねるにはむしろ良い、と言う声を伝えています。また、オバマ政権が実施したドローンによる暗殺工作でも彼女は当時のCIA副長官としては法律家として暗殺対象を限定して絞り込む努力をしていたとされます。今までのCIAとか諜報と言った世界の長官とイメージが大きく変っています。

  2030年代に気象変動は世界で猛威を振るい、特に貧困国を直撃するとして、国家安全上の重要テーマになったというのです。今後、CO2などの削減に率先して取り組むし、周辺国にも取り組んでもらうと言っています。気象変動が大規模な移民・難民の波を作り出してしまう危険性に言及しています。