「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

ルワンダの虐殺に関してフランス国家の責任を当時のバラデュール首相にインタビュー フランス24

 1994年に発生したルワンダツチ族に対する大虐殺に関して、フランスは共犯ではないまでも重大な責任があるという結論を歴史家の検証委員会が答申したことを以前書きました。マクロン大統領の元で行われた検証です。これに関して、フランス24ではラジオフランスアンテルナショナル(RFI)とともに、1993年から1995年まで首相をつとめていたエドゥワール・バラデュール元首相をスタジオに呼び、責任についてインタビューしています。バラデュール元首相は結論に反対だという論調ですが、こそこそ逃げ隠れせず、答えている所は立派です。一義的な責任は外交を分担する大統領であり、当時はミッテランですが、すでに死亡しているので、内政面が主な担当であるバラデュール氏が政府の代表としてミッテランの替わりに呼び出されたのです。

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