「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

今、最も注目を集めているアメリカの新興経営者の話

    今、アメリカでもっとも注目されている実業家が電気自動車テスラの創業者、イーロン・マスクで、彼はペイパルの開発チームの一人でもありました。最近は電気自動車だけでなく、火星旅行の実現に向けて動いていますが、以下の映像ではカリフォルニアの地下トンネル構想について話しています。地下に時速200キロの道路を作って、道路を階層化すると言っています。

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   アイデアを作ることに自己規制をしていませんね。それが実現できるかどうかはやってみなくてはなりませんが、少なくとも構想がないと何も始まりません。構想を持つには気概が必要です。

 このトークの中には、日本がなぜ第二の敗戦、第三の敗戦を迎えてしまったのかが、くっきり浮き上がっているように見えます。源のアイデアは外国からいただき、改良を加えて巧みな技術力と長時間労働でクオリティの高い商品を量産して世界の市場に出す、という日本の方式は近隣国に追いつかれてしまいとっくに終わってしまっていて、アメリカの先端を走っている経営者はこんな話の仕方をするのか、と。こんな人には日本では会ったことがありません。

   かといって、このインタビューは一方的にべた褒めする類ではなく、インタビュアーはきちんとマスクの考えを聞き出す良い質問を浴びせています。とくに34分あたりの質問とマスクの答えのあたりは胸を打つものがあります。経営者もジャーナリストも基本的な姿であるなと思います。