私の友人には何人か哲学者がいまして、フランスで本を書いたり、大学で学生に講義をしたりしています。一人はミシェル・フーコーの専門家、一人は構造主義が専門で、中でもクロード・レヴィ=ストロースのエキスパートです。その後者の友人が今度、フランスアンテルというラジオでレヴィ=ストロース特集をやったのに出演しましたという知らせをくれました。哲学者のパトリス・マニグリエです。特に今回の特集ではレヴィ=ストロースの人種にまつわる書籍がテーマになっています。今、フランスの政治で主要なテーマになって事象とも関わりますね。
私はマニグリエが書いた500ページ以上ある哲学に関するインタビューを今、読んでいますが、同時に彼が専門にしているレヴィ=ストロースの基本書の読書も宿題になっています。近い将来、インタビューをさせていただく予定ですので、コツコツ宿題をこなしていかなくてはなりません。
前に新しい映像制作会社の構想を書きましたが、私はフランスの哲学者たちにもアイデアの面でいろいろ示唆を頂きたいと思っています。というのは私が哲学書を読むのが結構、好きであるからです。好きというよりも人生を生きる上で、来日したフランス哲学者たちの話に私は大きく心を動かされ、フーコーやレヴィ=ストロースを真剣に勉強するぞ、と誓いました。フーコーもレヴィ=ストロースも今後の私の重要な読書の対象です。そして、彼らにその読み方をもっと教えてもらいたいと思っています。すでに私は十分、ニッチな道を進んでいるのではないでしょうか。