「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

入学しないのに入学金・・・  乏しい国の教育予算

  OECDとは経済開発協力機構のことで、加盟国や世界の経済発展を目的としており、現在日本も含め、37カ国が加盟しています。様々な統計を発表しています。以下は2008年から2009年の公共の高等教育機関の国別の授業料の平均額が縦軸で、横軸が公的機関からローンあるいは奨学金を受けている学生の割合です。比較できる統計のある国に絞られているので、登場しないOECD加盟国も結構あります。

 グラフを見て気がつくのは、日本はアメリカに次いで授業料が高い上に、圧倒的に公的な補助金が少ない、という事実です。グラフを見ると、米国では75%超の大学生が国のローンや奨学金を使って勉強していますが、日本ではせいぜい30%程度に過ぎません。授業料が高くなるほど奨学金補助金を受ける学生の割合も上がって右肩上がりのグラフになるか、と思いきや、日本は外れた位置にあります。

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OECDの公共大学の教育費(縦軸)と、公的なローンおよび奨学金を受けている学生の割合(横軸)

 以下がOECDのリンクです。

 https://www.oecd.org/education/skills-beyond-school/49729932.pdf

 

  今、コロナ禍で大学に入学を断念した学生たちが入学金の返還を求めているというニュースがあります。「会見では、入学を辞退しても1度支払った入学金が返されない現状があるとして、全国大学生活協同組合連合会が保護者に行った調査で、入学しない大学に支払った額は、国公立大学で28万円近く、私立大学で29万円余りに上ったことが説明されました。」(NHK

www3.nhk.or.jp