「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

「It had to be you」(あなたでないといけなかった)

 梅雨で毎日雨が降ったり、曇っていたり。しかも、この新型コロナウイルスでマスクまでしないといけなくて不快感は史上最高値を更新か、というくらいです。そんな中、The Hot SardinesのジャズをYouTubeで聴いていました。このニューヨークのバンドのジャズはトラディショナルです。下のビデオでエリザベス・ブージェロ ルの歌を聴いていると、いささかビリー・ホリデイへのオマージュがあるように感じられました。

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 「It had to be you」(あなたでないといけなかった)は、映画「恋人たちの予感」でもテーマ曲として使われていたのを懐かしく思い出します。すでに「恋人たちの予感」という映画自体が私の学生時代の映画、ということは今の若者たちには古典に属するような古色蒼然とした映画になってしまっているのかもしれません。「恋人たちの予感」はたまたま就職でニューヨークへ行くことになった地方大学の卒業生の男女が車に乗り合わせたことがきっかけで知り合いながら、互いに惹かれつつも恋に陥る直前に喧嘩してしまい、十数年の歳月をかけて出会ったり別れたりを繰り返しながら、最後は結ばれるというハッピーエンドです。だからこそ、この映画におけるこの曲の選択は非常に重要ですね。

 The Hot Sardinesのジャズを聴いているうちに私は昔、一時期吹いていた楽器を再び演奏したくなってきました。

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学生時代のヤマハのトランペットのケース。明らかにアメリカかぶれ。

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1992年以後演奏したことはないが、時々ピストンに油を塗っていた