「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

フランスで外出時のマスク着用義務が解除 夜間外出禁止令も

 ルモンドによると、フランスで外出時のマスク着用義務が6月17日に解除となったほか、20日には夜間外出禁止令も解除となる。20日(日)は地方選挙投票日、ということでジャン・カステックス首相は選挙対策でこのタイミングでは?という印象をも与える記事だ。

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  この外出時のマスク着用義務解除で私の知人のフランスの女性作家、サラ・シーシュさんはSNSで口紅をつけた写真を披露した。それがなんとも、衝撃的で官能的だった。唇を見ることがこんなにショックを与えるほどに、マスクが当たり前になってしまって、口元を隠すことが、パンティーを穿いたり、ブラジャーをつけたりするのと同じようなものになっていたことを感じさせた。

 実際に、口元を人前で露出することの新鮮な衝撃とエロスは、漫画にもなった。私が見たものはストリップショーを描いた1枚。老いた男たちがかぶりついているストリップの観客席の顔、顔、顔。そこには衝撃で口をあんぐりあけた顔が並ぶ。ストリッパーは描かれていなくて、舞台の上に乳首につける小道具が2つと、パンティーが落ちている。だが、最後に今しもはずされたばかりの水色のマスクが宙を飛んでいるのだ。これはおかしい。おかしいけれども、この感じはよくわかる。裸の口元を見る衝撃は、ついに恥部を越えたことが描かれているのだ。