このところ、都心の仕事場に通うようになって、忙しくなってしまいました。そのため、ブログが滞りがちですが、YouTubeチャンネルの「フランスを読む」の方も、少しずつでも積み増していこうと思っています。今回は澤田直教授(立教大学)がフィリップ・フォレスト作「洪水」について語ります。フォレストの作品は安倍公房に通じるものがあると私は感じていますが、澤田教授も同感のようでした。「洪水」という作品でも、人が行方不明になってしまうのですが、私は公房の「砂の女」にどこか通じる気がしたものです。小説は河出書房新社から翻訳で出ており、澤田教授も翻訳者の一人です。