「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

一人は万人のために 万人はワシのために

  権力は腐敗する傾向があるという、英国のアクトン卿の言葉があります。「絶対的な権力は絶対に腐敗する」、という言葉があります。旧体制だけでなく、本来、民衆のための社会体制だったはずの旧共産圏でも同様でした。「一人は万人のために、万人はワシのために」、というわけです。国家レベルだけでなく、様々なレベルでも同様のことは起こり得ます。最近、自民党は消滅すればよい、とか、米共和党は消滅すればよい、という声を聴きます。たしかにそれらの政党は腐敗していて、権力を我が物顔に使って恥じるところがありませんでした。しかし、二大政党的な体制であれば、米共和党が消滅したら、米民主党一党独裁になって、民主党が絶対的に腐敗する道を歩むことは間違いないでしょう。ですから、仮に米民主党員だったとしても共和党を死滅に追い込むのは自己破壊なのであり、正しい道は共和党がまっとうな政党に戻る道を手助けすることです。日本においても自民党をまっとうな政党に戻すことが大切です。この理由から、自民党支持者は自民党が健全であるために、まっとうな野党を応援しなくてはならないのです。次の総選挙で、自民党員や支持者は自民党の存続のために野党に投票した方が良いのです。でなければ自民党は消滅あるいは分裂する可能性も起きるでしょう。

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 「宗教は民衆のアヘンであり、粛清はワシのアヘンである」という言葉があったかどうかわかりませんが、権力者は粛清するのが大好きです。人の命を踏み潰す時、人の運命を弄ぶ時、喜びを感じる腐った人格が少なくありません。内閣人事局が2014年に設立されて与党が官僚人事を握った時に、日本は旧ソ連と同様の社会になってしまいました。統計の不正や公文書の書き換え、公共財の不正な払い下げ、恣意的な憲法解釈などなど絶対的権力は絶対的に腐敗する道を爆走しています。抑圧的で強権的なソ連的国家を作っている与党・自民党に日本人は政治を委ねているのです。ニュースも「プラウダ」並みに歪んでいます。そのような自民党の権力を握っている現在の執行部が日本国だけでなく、自民党自体を没落させていくのです。自民党愛国者の政党であるなら、今こそ毅然と現執行部にノーを突き付ける行動をとる時です。政権交代の起きない国など、民主主義ではありません。