「ニュースの三角測量」

ニュースを日英仏の3つの言語圏の新聞・ラジオ・TVから読んでいきます。アジア、欧州、アメリカの3つの地点から情報を得て突き合わせて読むことで、世界で起きていることを立体的かつ客観的に把握できるようになります。それは世界の先行きを知ることにもつながると思っています。時々、関連する本や映画などについても書きます。

フランス語圏に向けて情報を発信 「フランスを読む」(ヌーヴェル・デュ・ジャポン特集)

 今回、YouTubeチャンネル「フランスを読む」では第七回で紹介しました「ヌーヴェル・デュ・ジャポン特集」を、フランス語でも番組化して、世界のフランコフォン(フランス語話者)向けに発信しました。インタビューは「ヌーヴェル・デュ・ジャポン」の創設者である翻訳家のMyriam Dartois(ミリアン・ダルトア)さんです。彼女は日本で家族を持ち、小川糸やドリアン助川本谷有希子中村文則など、現代日本文学の翻訳活動を行っています。ヌーヴェルという言葉にはお知らせという意味もありますが、文学では中編・短編の小説を意味します。これは長編小説であるロマンとは異なる範疇で、フランスにおいては長編小説が基本だそうです。しかし、日本では短編小説が盛んだし、面白い短編がたくさんあるがゆえに、それをフランス語訳して短編の面白さをもっと知って欲しい、というのが「ヌーヴェル・デュ・ジャポン」というウェブサイトを設立した動機だと言います。ダルトアさんによると、現代人は忙しくなり、なかなかゆっくり長編を読む時間も無くなっているのだから、短編小説は現代人にもっと読まれてもいいのではないかと言うのです。と同時に、長編作家でも短編を書くこともあり、短編をさくっと読んでみて作家の個性を知るよい機会にもなるというわけです。私が制作しています「フランスを読む」も、「ヌーヴェル・デュ・ジャポン」もコロナ禍の最中に誕生したことは偶然ではないと感じます。

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