ニューヨークタイムズの最新情報によればウクライナ軍の抵抗とそれを後ろから支える欧米諸国を目に、プーチン大統領は核戦争チームを位置につかせました。ウクライナのゼレンスキー大統領はベラルーシとウクライナの国境でロシアとの交渉に応じるとしています。すでにウクライナの市民352人が死亡したとされます。
もしプーチン大統領の戦争回避の条件が、ウクライナのNATO参加の中止であれば、この交渉でゼレンスキー大統領がそれに応じた場合にロシアは侵攻を中止しなければならなくなりますし、でなければロシアのこれまでの言い分が反故になってしまいます。ゼレンスキー大統領はロシア侵攻後、NATO参加の是非を再考する旨を発表していましたので、ゼレンスキー大統領がその決断をする可能性はあると思われます。ただし、ウクライナに金を注入し始めた米政府やEU諸国が、ゼレンスキー大統領にロシアとの妥協を認めさせられるかどうかは未知数です。ウクライナとロシアの交渉妥結の場合、その結果、ロシア軍が撤退するかどうかが、次の展開かもしれません。ただし、交渉妥結を難しくするのはロシアが独立を認めた東部二州をロシアが元に戻せるかどうかでしょう。ここはプーチン大統領の力量を我々がウオッチする機会です。
※ ↓ <改憲案は、自国を「中立の非核地帯を目指す」とする従来の条文を削除>