昨日、3月29日、日本の学生が選ぶゴンクール賞が決まりました。10月から大学生を中心にフランスのゴンクール賞候補作9作から、学生たち自身で選考して、約5か月間で4冊の小説を原書で読み、選考のための議論を積み上げてきたのです。そして、昨日全国5地域の学生が東京・飯田橋のアンスティテュ・フランセに集まり、議論の結果、受賞作を決めました。これについてはまた、お知らせすることもあろうかと思います。私は外部的立場で、このプロジェクトを見てきましたが、最初は原書で4冊読めるのか・・・みたいなところから、いろんな困難が予想されましたが、学生たちは毎週コツコツ読書を積み上げ、週一回のペースで議論してきたのでした。そして、最終選考の議論を同席して聞いていたのですが、とても立派でした。自分が学生だった当時と比べると、ずいぶん大人に見えたものです。