前回100万人超の参加者となったマクロン大統領のもとで進行中の年金改革案に反対の労働者・市民が、明日1月31日、再び大規模ストライキを計画中です。パリだけでなく、各地で行われて、民衆の力を見せる模様。この年金制度改革案はボルヌ首相が進めているもので、年金受給年齢を現在の62歳から64歳に引き上げようというものです。 これに備えて、内務大臣のジェラール・ダルマナンは11000人の警官と憲兵を動員し、パリには4000人を配置すると警戒態勢を発表しました。フランスの市民・議員・労組は、やってる感満載ではなく、本気で年金改革を阻止する構えです。 ※Mediapartでエコノミストが政府改革案を批判 この動画では、エコノミストのミハエル・ゼムール・パリ大学教授(Science Po教授でもある)が、1つ1つ政府の説く通説に対する反論を行っている。大筋としては、政府が主張している年金の財源不足論はオーバーだというものです。また、前回60歳から62歳に引き上げたばかりでもある、と。 ■日本の大メディアによる、フランスの年金改悪反対デモの伝え方 朝日新聞もNHKもデモへの冷笑的視点で描いてきた ■フランスの年金制度改革へ女性たちが反対を示す踊り 「マクロンのせいで~」 踊る女性たちに聞く ■パリの議会ではエドワール・フィリップ首相が反民主的な憲法49条3項を使って議決なしに年金改革法案の通過を狙う ■「マクロンのせいで・・」 パリ東駅でアタック・フランスの女性メンバーが年金改革への抗議のダンスを披露 |